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6年生の読み聞かせ

今週、次郎のクラスに読み聞かせに行ってきた。
この小学校では、月に1回保護者ボランティアによる朝の読み聞かせがあるのだが、
今月は「読書の秋」なのか、2日連続で行われた。

低学年のうちならともかく、高学年になってくると
なかなか読み手になるお母さんがいない。
仕方がないので、今月は2日間とも私が担当することになった。

せっかくなので、読み聞かせ+ブックトークにチャレンジしてみた。
題して、森絵都特集。

「これはねー、ひらがなばかりだし、ちょっと漫画チックでおもしろいんだよ」と
読み聞かせたのが
「にんきもののねがいにんきもののはつこい

作画の武田美穂さんとのコンビネーションが絶妙でしょ♪
・・という話から、同じ作者コンビの
となりのせきのますだくんシリーズを見せ
(これは知ってる子が多かった)
流れ星にお願い
ちょこっと紹介。

そして、ちょっと上級編として
彼女のアリア
(「アーモンド入りチョコレートのワルツ」からの1篇。
 「集団読書テキスト」という、とても薄い冊子になっていて読みやすい。
 ちなみに、この本の挿絵も武田美穂だ。)
そしてカラフルを導入部分だけ紹介。
本を先生に託して、しばらく教室に置かせてもらった。
興味のある子は読んでね。

「カラフル」は、売春している女の子が出てきちゃったりするので
小学生に「お薦め」するのはどんなものか?と迷ったのだが、
それでもやっぱり、いい本だから読んで欲しいし、
第一、小学校の図書室にあったんだから、いいよねー。
(ちなみに、「DIVE」は図書室で購入までしたけれど、表に出すのはやめたらしい(≧▽≦)
 中学校にはあるそうだ)



ところで。
男子はなかなか反応がよくて可愛いのだが、女子がイマイチな次郎の学年。
どうも、女の子のほうが成長が早いというか、変にませちゃったらしくて
授業態度も悪いし、
今回の読み聞かせでも、初日は教室の隅っこにグループで固まって
私が話を振っても無視したり。
2日目にはそれがだいぶ改善されていたので、
「うふふ、やっぱり私が選んだ本がいいから、興味を引かれたのかにゃ♪(*^-'*)>」
などと内心喜んでいたのだが

・・・あとで次郎に聞いたら
「ああ、1日目に女子が先生にすっごい怒られたんだよ。」
ですと。
なんだ。怒られたから真面目に聞いてくれてたのか・・・・orz
でも、面白かったでしょ?
実は結構楽しそうな表情になってたのを、おばちゃんは見逃さなかったじょ。

なんか親も先生もウザいし、友達関係もイライラする。
そんな思春期女子にこそ、本を読んでもらいたいな。
今回紹介した森絵都の本は、
こんがらがって固まってしまった毛糸玉みたいな心が
優しく揺られてほぐされていくような気持ちになれるよ。
・・・・と、更年期女子(わたしじゃ)は思うのだった(^^ゞ





思い起こせば、次郎が幼稚園の年中のときに
幼稚園の図書委員になって読み聞かせをはじめて以来
はや8年目。
決して読むのも上手ではないし、本選びもいいわけではないけれど
子供のクラスの様子もわかるし、
子供たちに「太郎・次郎のママ」と覚えてもらえるのもちょっと嬉しい。
幼稚園や小学校低学年のうちは、みんなも楽しみにしてくれていて
そりゃあもう可愛かったし、
今でも、男の子は前のほうに陣取って、面白いところでは笑ったりしてくれて
可愛いもんだ。
(ちなみに、太郎の学年は、6年生になっても男子も女子も食いつきがよくて
 こちらも楽しかった)


そんな読み聞かせも、私の担当は残すところ3月の1回だけ。
卒業を控えたみんなに、どんな本をプレゼントしようかな。

by poyo25 | 2009-11-19 20:44 | 学校