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古い友達、新しい友達

太郎がこの間言った言葉。

「受験はすげー大変なんだよ。半端な気持ちでやってたら合格なんかできないよ。
オレなんか、学校のクラスの友達と仲良くなった時期は
”みんなと違う中学行くのは寂しいな”と思って受験勉強がつらくなったから、
あえてみんなと距離を置くようにしてたんだよ。」

(何の話かというと、次郎を塾に入れるかどうか、という話題になった時。
サッカーを続けながら通塾する、という案に反論して。この話はまたいずれ・・・)

それを聞いたとき、今さらながら「この子は大変な思いをしてきたんだな」と
ほろりとしそうになった母であった。


とはいいながらも、今日は朝から小学校に出かけていった太郎。
なんでも、先生のお手伝いをして教室掃除などをするんだそうだ。

「先生にアイスもジュースもごちそうしてもらった♪買出しは俺達が行ったんだよー。
余っていた写真もたくさんもらってきた。
他の子が”これ、ぽよが写ってる”っていっぱい選んでくれたんだよ♪」
帰宅したら、すごく楽しそうに報告してくる。
なんだかんだ言いながらも、みんなと仲良くやってたんじゃないか。
よかったね。



実は昨日、通っていた幼稚園の「6ねんせいのつどい」があった。
卒園して6年後、中学入学を前に、懐かしい幼稚園に集まって旧交を温めようという
しゅばらしい企画なのじゃ。
母はわが子がこれに参加するのをずーっと楽しみにしていたのだが、
意外にも本人は「えー、みんなもうすっかりわからなくなっていて
知らない人の集まりになっちゃってるのに、行きたくないよー」とぼやいていた。
同じ小学校にいった子もいないし、確かに今もお付き合いしている友達はいない。

帰宅して報告するには、「集まって、自己紹介して、昔のお散歩コース(川の土手)を
歩いて、幼稚園で焼きそばご馳走になっただけ。」
とのこと。あんまり楽しくはなかったみたいだ(o_ _)o~



あのね、太郎君。
あれほど毎日遊びまくって仲良くしていた幼稚園の友達でさえも
6年も経つとわからなくなってしまう。
だからね、無理に忘れようとか、距離を置こうなんて考えなくてもいいのに。
良い友達に囲まれていた、という幸せな経験こそが、新しい環境に飛び込んで行く
原動力になるんだよ。
だから、春休みはもっとお友達と遊んでおいで。
・・・・・どうせもっと大人になったら、覚えていなくてはならない人やもののことも
すーぐに忘れてしまうようになるんだしさー(゚▽゚)アポー

by poyo25 | 2007-03-28 22:22 | 家族